『明滅』


ちか、ちか、ちか、ちか、ちかと、

わたしとあなたのいのちのともしびがゆれていきます。

ちかちかちか。

どうしてそんなにいそいでひかるの

どうしてそんなにいそいでひかるの

まぶしいけれど、まぶしいけれど

それはあまりにもちからをつかいすぎるから

ちかちかちか。

ちか、ちか、ちか、ちか……

すぐにとだえてみえなくなる


そんなにきれいにひかりたかった?




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