『逃走』
走れ走れ走れ走れ走れ
幾ら逃げようとも過去は君の後ろに張り付いている
それは一種永遠の関係
君のたかが知れてるちっぽけな矜持如きでそれを認めないならば
逃げる道さえ亡くし素敵な壁に囲まれよう
或いはそれは、鉄格子
地下から空まで伸び、認めない限り君を出してはくれないのだ
それでも尚、逃げるというならば
好きにしたまえ、僕は知らないよ
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